社会人やフリーターの合宿免許参加について考える


社会人やフリーターの合宿免許参加について考える
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合宿免許というと「学生が行くもの」という認識をしているお客様が結構多くいらっしゃいます。
お問合せの中には「学生じゃないけど合宿免許で免許がとりたいんですけど大丈夫ですか?」といった内容のものが結構多いです。
答えはもちろんYESです。教習所によっては多少年齢制限のバラつきがありますが、合宿免許の参加者の中には40代、50代の方も多くいらっしゃるのが実情です。
それではなぜ「合宿免許は学生が行くもの」という認識をしてしまうのでしょうか?

恐らく合宿免許の販売の場が大学の生協などの「大学関係機関」が窓口であることがほとんどだからではないでしょうか?
例えば20年~30年前に大学を卒業した方の中には「そういえば学生時代に生協で合宿免許やってたな~」とおぼろげながら記憶にある方も多いかもしれません。
これは各大学において結構頻繁に教習所サービスの販売会などが行われているので、生協などに足を運ぶだけでもだいぶ目についたはずだからです。
しかし免許を取得することなく社会に出た方は免許に対する必要性が無く、街中で免許に関するサービスの情報が出ていても殆ど目にも留まらずにいたのではないでしょうか。
そんな時に急に免許が必要になると「そういえば学生時代に…」となるのだと思います。

そうしたことから「合宿免許は学生のためのサービス」という思い込みにとらわれてしまうのだと思います。
言い換えれば比較的インターネットに接して育っている20代~30代のお客様はインターネットを見て合宿免許サービスを認識しているのかもしれません。
しかし、インターネットで見ていても掲載されているお客様の雰囲気の写真の殆どが「学生風の若者の集合写真」や「若者が集まってイベントなどを楽しんでいる写真」であることから「自分のような年齢層の人って合宿免許に行っているのだろうか?」と考えてしまうのかもしれません。
さて、冒頭でも書いた通り、学生以外のお客様も沢山ご利用いただいています。

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HPに掲載されている写真の雰囲気(みんなでワイワイガヤガヤしていたり、遊んでいたり)が全てではありませんのでご安心ください。
学生であっても全ての人がイベントなどに参加しているわけではなく、空き時間は一人でネットに没頭したり、本を読んだりする人も多くいます。
つまりプライベートな時間を自分だけで満喫することも全然OKで、孤立してやりにくいとか、そんなことを気にする必要は全くありません。
さて、それでは現状では学生以外のお客様はどのようなお客様が多いのかを書いていきます。
大きく分類すると以下の4パターンのいずれかに該当するお客様が多いようです。
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1.大型免許や二種免許、けん引等の職業に直結する免許を取得したいというお客様
2.会社を辞めた、もしくは転職するので一時的に時間に余裕ができたというお客様
3.免許の取り消し処分を受けてしまい、再度免許を取得しようというお客様
4.フリーターでわりと時間に融通が利くので免許を取得してしまおうというお客様

1に該当するお客様については以下のような方が多いです。
・運送会社やバス会社、タクシー会社等仕事に直結する免許を取得するため、会社の指示で免許を取るため合宿免許を利用した。
・自営業で運送業などを行っているお客様が仕事で乗ることが出来る車種を増やすために時間を取って合宿免許を利用した。

2に該当するお客様については以下のような方が多いです。
・学生時代に免許を取得しなかった方が「やっぱり免許がほしい」となり、そういった方が転職するときに次の仕事が始まるまでの間に合宿免許を利用した。
・運送会社やバス会社で働いていて、同職種に転職しようという方がステップアップで上位免許(普通二種を持っている方なら中型二種や大型二種、中型免許を持っている方なら大型免許等)を取る為に合宿免許を利用した。

3に該当するお客様については以下のような方が多いです。
・仕事で免許が必要にもかかわらず免許を取り消されてしまい、なるべく短期間で免許を再取得したいので合宿免許を利用した。
・日常生活で免許が必要という方が免許を取り消されてしまった、あるいはうっかり失効(特に違反などをしたわけではなく免許の更新を忘れてしまって免許を失効してしまう事)してしまったことから、早く免許を再取得したいので合宿免許を利用した。

4に該当する社会人の中でもフリーターの方は、希望する仕事を求めて求職活動をしたり、資格試験の為に受験勉強をしたり、若いうちにしかできないことをやりたいと自分の時間を取りやすい環境を作っていたりと様々ですが、正社員として就職するよりは時間に融通が利くことから「今のうちに免許だけは取っておこう」と考える方が多いようです。

 

それぞれの属性のお客様の割合はどの位か

大学生、専門学校生、高校生、フリーター、会社員、就活中の方といろいろな方が合宿免許を利用されますが、一体どのくらいの割合で合宿免許を利用しているのでしょうか?
これは時期によって全く異なりますので時期と割合をザックリと申し上げます。

・7月下旬~9月中旬の期間及び1月下旬~3月下旬までの時期
大学生、専門学校生、高校生といった「学生」の割合がほぼ100%です。
社会人の方はこの時期は本当に一握りですので、もしかしたら社会人のお客様にとっては参加しにくいと感じるかもしれませんね。

・4月上旬~7月中旬までの時期
会社員、フリーター、転職活動者等「社会人」の割合がほぼ100%です。
この時期は学生のお客様は通学期間中で2週間以上の長期間にわたって参加する必要がある合宿免許には参加できません。
その為多くの教習所で「待合室に人があふれている」というような状況になることは少なくなります。
教習所によってはこの時期でもかなりお客様が多い場合もありますが、「人が多すぎず、落ち着いた環境で合宿免許を利用したい」というお客様にはそのような教習所もご案内しやすい時期です。

・9月下旬~1月中旬までの時期
この時期は上記の2つの期間と少しだけ割合が変わります。
社会人の割合が多いことに変りはないのですが、社会人と学生の割合が8割:2割程度になります。
この時期も学生は通学期間ですが、何故学生の割合が増えるのでしょう?
それは「卒業に必要な単位を取り終わり、就職活動も終わった」大学4年生が参加するからです。
中には就職先から「卒業までに免許を取ってこい」と言われたという方も結構います。
そのような方が自分の自由な時間を使って合宿免許に参加しています。
但し絶対的な参加者数が多いわけではなく、合宿免許を行っている教習所においてはお客様の多くが「社会人」であることには変わりありません。
また、この時期も比較的教習所が空いていることもあり、人がごった返していることはあまりないようです。(前述同様教習所によりますが…)

社会人やフリーターにオススメの時期はあるの?

これは歴然とあります!いわゆる大学や専門学校生の「夏休み」「春休み」に該当しないという事が一番のおすすめ時期の条件です。
理由としては以下の2点が挙げられます。

1.教習所が大学生のお客様でごった返すことが無く、わりと空いているか人が多くても社会人のお客様が多く環境的に落ち着くという意見が多い。
2.合宿免許には繁忙期、閑散期という概念があり、いわゆる「夏休み」「春休み」の時期は繁忙期となるため料金が比較的高い。
逆に閑散期であればキャンペーン等も行われており、教習所によっては繁忙期と同じサービスであっても10万円近く安く合宿免許を利用することが出来る。いかがでしょう。

1については実際に参加されたお客様の意見から導かれた理由で、「若者の中に自分が浮くことが無く良かった」というご感想や、「待合室が空いていたので快適に過ごすことが出来た」というご感想を多く頂きます。
2については合宿免許をご案内する私たちのような業者の目線で感じることなのですが、これを見ているお客様はある程度は「そうだよね」と肯定的に捉えていただけるのではないでしょうか?

具体的にはいつが閑散期になるの?

それでは具体的に「閑散期」と呼ばれる時期はいつになるのかを説明します。
これは教習所によって多少のばらつきがあるのですが、概ね以下の日程が該当します。

・4月~7月前半
「大学生の春休みが終わって夏休みに入る前」
・10月~1月前半
「大学生の夏休みが終わって春休みに入る前」

上記の時期についてはほとんどの教習所でサービスを底値で提供しているので、この時期に合宿免許を利用できるお客様はラッキーだと思います。
注意点は教習所によって底値になる時期に若干のばらつきがあるという点です。
中には9月中に底値になったり、3月中に底値になったりすることがあります。
さらにはキャンペーンと銘打って11月と6月の各1か月のみ底値になるパターンなどもあり、しかも年度によって底値の時期(底値の時期がスタートする時期や終わる時期、短期間のキャンペーンを行う時期)が変わることもあるので、合宿免許の利用を検討されている方はチェックするなりサービスを案内している会社に問合せてみるなりした方が良いかもしれませんね。
いずれにしても上記の時期は料金が安くなっていることはほぼ間違いない(20180727現在)ので、この時期に合宿免許に参加できるようであれば検討するのがオススメです。

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