合宿免許の宿泊プランはどう選ぶ?

合宿免許には様々な宿泊プランが用意されています。種類が多いためどのプランを選べばよいのか迷っている方もいるのではないでしょうか?
なかには魅力があって利用したい宿泊プランが見つかっても考えていたより料金が高く、迷っている方もいるかもしれません。
実際に合宿免許への参加を検討中の方からは「合宿免許の宿泊プランってどうやって選べばいいんですか?」といった内容のお問合せも数多くいただいております。

実は合宿免許の宿泊プランは参加する人数や性別によって選べるものや選べないものがあるため、さらにはお客様の性格などによってもオススメのプランも異なってきます。
そこで、今回は「合宿免許の宿泊プランについての説明」と、「それぞれの宿泊プランのメリットとデメリット」、さらには「どのような方にどのようなプランがオススメとなるのか」といったことを書いていこうと思います。

宿泊プランにはどんなものがあるのか?宿泊プランの紹介とその内容とは

・合宿免許の宿泊プランは大きく分けて3つの要素で構成されている

まず合宿免許の宿泊プランを構成する要素について注目してみます。
実は大きく分けると3つの要素で構成されていますので、各要素について確認していきましょう。

①何人部屋になるのか?

(「1人部屋(貸切)…シングル」「2人部屋(友人同士2人で部屋を貸切で利用)…ツイン」「3人部屋(友人同士3人で部屋を貸切で利用…トリプル)」「貸切部屋(一緒に申込をした友人と部屋を貸切)…●名貸切」「複数人用の相部屋(自分(と一緒に申込をしている友人)と他に申込をしている面識のない人と共同で部屋を利用)…相部屋(概ね4名部屋~8名部屋前後の広さ)」)

②使っている宿泊施設がどのタイプの建物か?

(「学校寮」「旅館」「民宿」「アパート」「マンション」「ホテル」)

③食事が何食付くのか?

(「食事なし」「自炊」「2食付」「3食付」)
※宿泊プランの名前の中に「食事なし」と記載がない場合は「自炊」であっても殆どの場合昼食が付きます。

以上の3つが宿泊プランを構成する大きな要素となります。

この3つ(「何名で部屋を利用するか」「どの宿泊施設を利用するか」「食事が何食付くか」)を組み合わせて「シングル」「ツイン」「トリプル」「●名貸切」「相部屋」という宿泊プランの基本を知ることが出来ます。
ここで1点注意点があります。それは②の宿泊施設に関する部分です。

②ではいろいろなタイプの宿泊施設タイプを記載していますが、これらの施設については大きく2つ、「ホテルかそれ以外の宿泊施設」に分けて考えるという点です。
なぜホテルプランだけ分けて考えるかというと、ホテルを利用した宿泊プランはどの宿泊プランであっても宿泊プラン名に「ホテル」という名称が付き、ワンランク上の宿泊プランとして扱われることになるからです。
理由は「ホテルはその他の宿泊施設と比較して施設の設備や食事の内容が充実していることが多く、どこの合宿免許教習所であってもワンランク上のプランという位置づけにしている」からです。

・3つの要素を1つずつ組み合わせて1つの宿泊プランを構成していることを意識する

ここまでを踏まえて次に覚えておいていただきたいのが「この3つの要素のそれぞれの項目を組み合わせて1つの宿泊プラン内容を構成している」ということです。

例①
申込人数1名で「1名部屋(貸切)」「ホテル」「3食付」という要素を満たす宿泊プランが「ホテルシングル(3食付)プラン」となります。
この場合は1名のお客様が合宿免許の滞在中にホテルの部屋を1部屋貸切りで利用することになります。もちろん教習所を卒業するまでは毎日3食食事が付くことになります。

例②
申込人数1名で「複数人用の相部屋」「学校寮」「3食付」という要素を満たす宿泊プランが「相部屋(3食付)プラン」となります。
この場合は1名のお客様が合宿免許の滞在中に学校寮の部屋を「他にも1名や2名などで申込をしているお客様と同じ部屋」で利用することになります。こちらの宿泊プランの場合も教習所を卒業するまで毎日3食食事が付くことになります。

・例外もあることを知っておく

ここまでに書いてきたことを押さえておけば宿泊プラン選びの際に判断が付きやすいと思いますが、例外的に「他の要素」を含んでいたり、宿泊施設ごとに宿泊プランをさらに細かく分けていたりする合宿免許教習所もあるのでそこも押さえておきましょう。
例えば宿泊プランに「男性専用」「女性専用」という記載があったり、「学校寮」と「旅館」と「ホテル」等の宿泊施設をそれぞれ差別化していたりという事がここでいう例外になります。
しかし考え方は基本と同じです。
例①
宿泊プラン名の中に「男性専用」と書いてある場合、そのプランには「男性しか申込が出来ない」という意味になります。

例②
同じ3食付のシングルプランでも宿泊プラン名に「旅館」と入っているもの、「ホテル」と入っているもの、何も入っていないもの(ほとんどの場合は教習所が運営している寮)であれば、同じ3食付でシングルとなっていてもそれぞれの宿泊施設ごとにグレードが違うため、料金を差別化しているという意味になります。
かなりの例外ですが、学校寮としてホテルを利用している教習所もあり、この場合はホテルを安く利用できるため非常に評判が良いです。

各宿泊プランのメリットとデメリット

ここでは各宿泊プランに対するメリットやデメリットをこれまでにご利用いただいたお客様のご意見も踏まえてあげていきます。
これらのメリットとデメリットを踏まえて検討すると宿泊プラン選びがし易いと思いますので参考にしてください。

基本プラン メリット デメリット
シングル ・プライバシーが確保される
・部屋の設備や備品を自由に利用できる
・他人と寝泊りすることが無いので部屋で気を遣わなくて済む
・読書やゲームなど個人的な趣味にも没頭できる
・起床、消灯等すべて自分の自由に決めることができる
・貴重品の管理が楽
・料金が高くなる場合が多い(基準は相部屋)
・生活のリズムを全て自分でコントロールする必要がある
ツイン ・友人と2人で部屋を利用できる
・シングルより安い
・部屋の設備や備品を余裕をもって利用できる
・試験対策などを友人と一緒に頑張れる
・友人でも若干気を遣う
・料金が高くなる場合が多い(基準は相部屋)
トリプル ・友人と3人で部屋を利用できる
・シングル、ツインより安い場合がある
・試験対策などを友人と一緒に頑張れる
・友人でも若干気を遣う
・料金が高くなる場合が多い(基準は相部屋)
貸切 ・友人だけで部屋を利用できる
・試験対策などを友人と一緒に頑張れる
・友人でも若干気を遣う
・料金が高くなる場合が多い(基準は相部屋)
相部屋 ・価格が安い
・新しい友達ができやすい
・いろいろな情報が入ってきやすい
・初めて接する人との交流から思いがけない気づきや発見をする場合がある
・いろいろなタイプの人が集まるので
・気を遣う
・初対面の人と同じ部屋で生活することになる
・部屋の設備や備品に余裕がなくなる場合がある(例えばハンガーや電源が足りない等)
・消灯時間や起床時間を他の人に合わせる場面が多々ある
・貴重品の管理に気を遣う
・一人で読書やゲームに没頭しにくい
食事なし・
自炊
・価格が安い
・調理技術があれば食事を安く済ますことができる
・1日3食食べない人には無駄が無い
・食材や食事の調達がしにくい場所(スーパーなどが遠かったり無かったり)だと苦労する
・外食やコンビニ弁当などに頼ると意外とお金がかかり、3食付プランよりお金が掛かることもある
・食事の準備や後片付けが結構面倒

まとめ

メリットやデメリットは人によって感じ方が全く違う事も考えられますが、実際に合宿免許を利用してくださったお客様の意見は参考になると思います。
自分にとってのメリット、デメリットはどのような部分を重視するかで違った見方もできると思うので、しっかり検討して後悔しない合宿免許を選んでいただければ嬉しいです。